煙突ダンパーについて
煙突ダンパーを既に御存知の方も多いと思いますが、詳しく説明します。
通常薪ストーブの空気調整は吸気側で行います。そしてクリーンバーン機のほとんどが二次空気を調整出来ません。
ドラフトが強すぎると二次空気が大量に排気されてしまい、暖かい空気がどんどん煙突から室外へ出て行ってしまう場合があります。そういった症状の時に使用するのが煙突ダンパーです。排気を強制的に抑える事で最適な燃焼状態にコントロールできます。
夜就寝前に薪をくべても、翌朝ストーブ本体が冷めている場合などは煙突ダンパーで解決できる可能性があります。
ちなみに私の自宅で使用しているDovre700SLは最新の機種のように空気が絞れません。ですが煙突ダンパーで解決しました。夜の9時以降は薪を追加しませんが、翌朝の室温も5~10℃高くなりましたし、本体も100℃前後あります。快適に過ごせています。
と、このようにおすすめなのですが、しっかりとしたドラフトが起きている事が条件です。
ドラフトを煙突ダンパーを使って、弱める事はできますが、
ドラフトを強める事は出来ません。
ですので、二重煙突のストレート部分が最低でも4mはないと、ダンパーはおすすめできません。壁出しの場合も、煤が付きやすくなりますのでご注意を。
そして上記はクリーンバーン機での場合です。煙突ダンパーは特にクリーンバーン機との相性が良いです。
シャイニーで煙突ダンパーを取り付けたお客様は、シーズン中にお伺いしてじっくりレクチャー致しますので、楽しみにしていて下さい。